小児歯科

0歳から12歳頃までの乳歯の時期は、大人の歯並びに向けての大切な準備期間です。
そのため個々の乳歯をしっかり管理していくことはもちろん、永久歯列期を迎えるまでに歯の保存の重要性や、色々な病状とそれが及ぼす影響などを、お子さま本人と保護者の方々にもご理解いただき、認識を高めることが重要です。
そして虫歯予防に努め、大切な口腔管理を習慣にし、最終的には綺麗な永久歯を正しい位置に生やし、健康なお口の状態に育てることを目標にしています。
「奥歯」が無いほどボケやすい⁈認知症予防には歯が重要 「生涯28(ニイハチ)」
治療方針

小児歯科で一番大事なことは、お子さまとの信頼関係だと思っています。
お子さまと友達になること!そのために、子供にウソをつかないことを心掛けています。
「すぐ終わるから」「痛くないよ」などでごまかさず、「あと、これをしたら終わりだよ」「虫さんがあばれたら、手をあげてね。すぐ止めるから。」と言うようにしています。
小寺歯科医院では、お子さまに「頑張れ」ということは言いません。
「頑張るのは先生で、○○ちゃんは、楽にしててくれたらいいんだよ」と言うことで治療を進めています。
また、お子さまに怖がられないように、治療の際はマスクを外し、顔が見える状態で治療を行っております。
こちらの写真は実際の治療中の風景です。お子さまはリラックスして足を伸ばし、左手には鏡を持ち、治療中の自分の口腔状態を見ています。お気に入りのおもちゃを持ちながらの治療も可能です。
歯のケアはお子さまのうちから行うことが重要です。

6歳ごろになると、永久歯である奥歯が生えてきます。
6歳というと小学1年生ぐらいになりますが、自分でしっかり磨ききることができずに虫歯になることが多いです。
大事な歯を虫歯にしないために重要なことは、シュガーコントロールと呼ばれる、糖分が入っている食べ物や飲み物を1日1回にすることです。
6歳から行う歯のケアをすることで、生涯歯を虫歯にさせない認識が生まれるのです。
乳歯について
子供の乳歯が虫歯になっても「乳歯だし、いずれは抜けるものだから...」と放っておかれるお母さんがよくいらっしゃいます。
乳歯だって体の一部ですから、いろんな役割を持っているのです。
第一次成長期にある子供は1年間に急速な成長をします。
この大切な時期に乳歯は、食べ物を咬み砕き、栄養摂取の大事な役割をするのです。
幼児期は正しい発音を覚える時期でもあります。
正しい発音をするためにも、歯は大切な働きをしています。
乳歯は次に生えてくる永久歯を正しい位置へ導く道案内の役割をします。
お子さまの初めての歯科健診は、
乳歯が生え揃う2,5歳~3歳ごろにすることをおすすめしております。
それ以降は、半年に1回の定期検診が理想的です。
もちろん年齢に関係なく、歯に異常が見られた場合には、すぐに小寺歯科医院へご相談ください。
